パソコンで絵を描く人がどんどん増えている現代ですが、今日はあえてアナログなお話をしたいと思います。
大人になってから「水彩に興味があるけど画材はどうしたらいいのかな…」というかたもいると思います。そんなかたにおすすめしたいのは、ホルベインの透明水彩絵の具です。私は高校生の時に、大学受験のために買いました。水彩画の実技試験があったからです。(ちなみに毒物が入っているものがあるので、小さい子どもにはオススメできません。)画材屋さんには必ず置いてあります。
ホルベインの透明水彩がなぜ良いのか?というと…
その辺で市販されている学校用絵の具よりも、圧倒的に色が美しいからです。
ここ何年も水彩絵の具は触っていなかったのですが、なんとなくふと描きたくなって、色見本を作りました。
パレットの使いかた
写真のように、パレットにあらかじめ全ての絵の具を出しておきます。こうしておけば、毎回チューブから出さなくてもOK。使い終わったあとは、広い部分で混色したものだけをティッシュなどできれいにして、小さい部分に出した絵の具はそのままで。毎回全部洗わなくてよいですよ〜
高校生の時に使っていたのはプラスチック製だったけど、写真のパレットは「アルミ」製です。プラスチック製だと変色したり色が染み付いてしまうのです…。
パレットに出して固まった絵の具の色は、実際に塗ってみると全然色が違います。パレットに並んでいる色と同じ並びで色見本を作っておけば、着色する時に迷わなくて良いのです〜。
小学校の授業ではそんなこと習わなかったよなぁー(笑)
きれいな色がいっぱい!
ホルベインの透明水彩は、全108色もあります…!
私は28色持っていて、その中で特に気に入っている色は…オペラというどピンク色(笑)24色セットには入っていないので、単色で買い足しました。
鮮やかですっごくきれい。他にも、茶色系もいいですよ。
上から、セピア、バーントアンバー、バーントシェンナ。私は、まいたけ色、しめじ色、なめこ色と勝手に思っています(笑)
ホルベインの透明水彩絵の具は、単色のままでも十分使えるほど、美しい発色なんです。
色見本の右上から2番め、ペインズグレイも、青みがかった感じのとっても深〜い色。
ちなみに…私は透明水彩ではホワイトとブラックは使いません。人によると思いますが…。不自然な色になってしまうと思っているので、パレットにも出していません。
水彩紙のこと
紙も「水彩紙」を使うと、発色が全然違います。定番は「アルシュ」というフランスの紙。超高価なので、普段使いはあまりできない…プロ用の紙です。水彩に慣れてきたらチャレンジしてみるといいですよ!
それよりももう少し安い、オススメの紙は「ホワイトワトソン」です。写真の色見本も、ホワイトワトソンを使いました。色を紙に置いたそのままに近い色で定着するので、とても鮮やか。また、にじみが細かく綺麗に出ます。
水彩は水分をたっぷり使うので、そのままのペラ紙で塗ると、乾いた時に紙が波打ちします。それを防ぐために「水張り」をするのですが、これから水彩をやる人には水張りをしなくてもすぐに書ける「ブロック」状になった製品をおすすめします。
私はホワイトワトソンのブロックを使いました。紙の4辺にのりづけがしてあり、紙がピンと張られた状態になっています。絵を描いて絵の具が充分に乾いたら、ペリっとはがすだけ。とってもラクですよ。
おすすめの画材まとめ
私が今回使ったおすすめの画材をまとめておきます。
- 出版社/メーカー: ホルベイン工業
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- 出版社/メーカー: ターレンスジャパン
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ミューズ 水彩紙 ホワイトワトソンブロック SM 300g ホワイト 15枚入り HW-301 SM
- 出版社/メーカー: ミューズ
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筆は、ホルベインのブラックリセーブルを使っています。廃盤になっているのか、ショップで見当たりません(汗)リセーブルは合成繊維の毛と動物の天然毛がブレンドされているそうなので、100%動物の毛ではないのですが、使いやすいですよ。筆の毛の質が良いと水の含みが良いので、ぜひちょっとだけ良い筆も使ってみてください♪
入門におすすめの本
水彩の本ってたくさんありすぎて、どれがいいのかわからないですよね。。。私も色々見てみたのですが、2つ、とってもいい本を見つけました!
納得のいく透明水彩 混色テクニック―混色が楽しくなり、水彩画がめきめき上達する!
- 作者: 鈴木輝實
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2007/11
- メディア: 大型本
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↑この本は超おすすめです!!ホルベインの絵の具を1色ずつ紹介し、単色で塗った場合や、他の色と混ぜあわせた場合の色を、実際の風景や静物で見本を示していて、とっても実践的で参考になります。水彩の色が好きになる本です。
- 作者: あべまりえ
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2013/11/13
- メディア: ペーパーバック
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あべまりえさんは、とても華やかで明るい水彩イラストを描かれる人です。まずは身近なものを描いてみようって気になる、見ているだけで楽しくなってくる本です。
少しでも参考になりましたら、嬉しいです♪