イラストを万年筆で描く時に使う黒いインクは何がいいのか、試してみました。
イラストを描くという前提となると、こんなポイントが大事かなと思います。
- 耐水性がある(上から重ねて色を塗ることがあるため)
- インクが濃い(スキャニングして2次加工しやすくしたいため)
この条件を満たしそうなもの2つを今回試しました。
セーラー万年筆の「極黒」と、プラチナ万年筆の「カーボンインク」です。
紙はMDノートでテストしました。
- 出版社/メーカー: デザインフィル
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描き味
描き味や描きごこちは、どちらもスルスルとスムーズで、すぐに固まって書けなくなることもなく、良好です。
見た目は、どちらもとても濃い黒で、ムラのない色なのですが、極黒のほうに広範囲のテカリが目立ちました。極黒で描いたものを光に当てると、テカって反射しました。でもこれによるスキャニングへの影響はなかったので、問題はないかな。
耐水性
極黒とカーボンインクでそれぞれ描いて数日置いて乾かしたあと、上から蛍光ペンでなぞってみました。結果がコレです。
うむ、一目瞭然ですね。
絵を描くものにとっては、プラチナのカーボンインクのほうが安心かな。
もしかしたら描く紙によっても違ってくるかもしれませんね。
水彩でさっと軽く触れるくらいに塗るなら、極黒でも良さそうですが、少し擦り気味に塗る場合はカーボンインクのほうがいいかなと思いました。
ゆくゆくは、ふでDEまんねんに、カーボンインクを入れて、水彩で色をつけて使ってみたいな、と思っています。